女性ドライバーのマリア・デ・ビロタが、F1チームとの来季契約を目指している。
スペイン出身のデ・ビロタは8月、ポール・リカール・サーキットで2009年型のルノーF1をテスト。また、今月に行われたフォーミュラ・ルノー3.5の最終戦カタルーニャで再びルノーF1に乗り、デモ走行をしている。
スペインの通信社『Europa Press(エウロパ・プレス)』に対してデ・ビロタは、2012年のF1シート獲得に「近づきつつある」として、次のように話した。
「8月に行ったテストは大成功だった。さらに可能性が膨らんだわ」
デ・ビロタによると、直近の目標は「2012年にF1へステップアップすること」だという。
元F1ドライバーのエミリオ・デ・ビロタを父に持つデ・ビロタ。今年参戦したスーパーリーグ・フォーミュラで、元F1ドライバーのアントニオ・ピッツォニアやエンリケ・ベルノルディを相手にして、参戦の手応えをつかんだのだという。
「彼らをとても尊敬しているけれど、私にそん色があるとは思わない。体力的にもっと努力を重ねなければいけないのは分かっている。でもスポーツ選手として、ひとりのドライバーとして、適切なトレーニングを行って必要な経験を身に付ければ、十分にやれると感じているの」