先日ひそかにF1テストへ参加していたことが報じられていた女性ドライバー、マリア・デ・ビロタのマネジメント側が、F1でのシートを確保するために動いているようだ。
デ・ビロタはスペインの元F1ドライバー、エミリオ・デ・ビロタの娘。先日には、フランス南部のテスト専用サーキットであるポール・リカール・サーキットにて、ルノーF1の2009年F1マシンR29でテストを行ったと報じられた。また、ルノーF1の後継チームであるロータス・ルノーGPも、18日(木)にこの報道を認めた。
スペイン紙『AS』は、今回のテスト参加は「マリアのF1参戦プロジェクトの始まりである」と報道。さらに、「参戦を最終的な目標とはしているが、想像以上に短期で達成されるプロジェクトになるかもしれない」と加えた。
デ・ビロタも次のようにコメントしている。
「F1に参加することは私の夢でした。そして今回のテストを終え、自分はF1マシンを運転できる、F1でやっていける、という確信はさらに強くなりました」
「ドライバーとして、今の私は体力的にベストな状態です。それを生かしたいです。(シート獲得に向けて)努力していますが、これは一晩でかなうものではありません。でも早いうちに実現したいと思います」
ロータス・ルノーGPの発表によれば、デ・ビロタは「程よいペースで」300kmを走行し、チーム代表のエリック・ブーリエも「何の失敗もしなかった」と話すなど、好印象を残したことがうかがえた。