マリア・デ・ビロタ(女性ドライバー)がF1テストに参加

2011年08月19日(金)

女性ドライバーが2週間前、ひそかにF1テストを行っていたようだ。各国のメディアが報じている。

スペインの『Marca(マルカ)』とイタリアの『Italiaracing(イタリアレーシング)』が報じたところによると、スペインの元F1ドライバーであるエミリオ・デ・ビロタの娘、マリアが2年前のF1マシン、ルノーR29でテストを行ったという。

このテストはF1最高責任者のバーニー・エクレストンゆかりのポール・リカール・サーキットで行われ、エクレストンもテストの様子を見守ったようだ。

マリアは、フォーミュラレースのスーパーリーグに参戦しており、さらにユーロシリーズ3000、スペインGT、F3、そしてWTCC(世界ツーリングカー選手権)への参戦経験もある。

テストはロータス・ルノーGPのファクトリーが夏休みの閉鎖期間に入る前に行われたようだ。また、現在のF1ではシーズン中にサーキットを走行してテストを行うことが禁止されているが、今回は2年前のクルマを使用していることから、このテスト禁止ルールにも違反していない。

『Italiaracing(イタリアレーシング)』は、エクレストンが「女性をF1に参加させたい」という願望をかなえるため、今回のテストの「仕掛け人」になったと伝えている。

マリアは昨年、HRTとのかかわりも伝えられた。HRTはスペインのチームであり、スペイン人元F1ドライバーであるエイドリアン・カンポスが当初はチームを率いていたためだ。

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