全日本F3王者、関口雄飛がF3マカオGP参戦

2011年11月17日（木）

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F3の世界一決定戦とも言われるマカオGPに、全日本F3王者の関口雄飛が参戦する。

F3とは、F1直下のカテゴリーであるGP2などの下に位置づけられているカテゴリー。複数の国や地域で選手権が開催されており、年に何度か各選手権の上位を集めた国際レースが開かれる。中でもマカオGPは伝統もあり、最も格式の高いレースとも言われる。日本人ドライバーでは、佐藤琢磨や国本京佑がマカオGPの優勝経験を持っている。

関口は今年、全16戦（そのうち2戦は台風で中止）で行われた全日本F3に第3戦から参戦。F3参戦1年目のチームでの参戦だったにもかかわらず、タイトルを獲得した。マカオGPへの参戦も期待されていたが、所属するB-MAXが今年からF3参戦を開始したチームだったこともあり、マカオGPへの参戦はかなわなかった。

しかし、関口がマカオGP参戦をあきらめることはなく、精力的に海外チームと交渉していたという。そして、参戦予定だったドライバーが負傷した、ミュッケ・モータースポーツからマカオGPに参戦できることが直前になって決まった。

ミュッケ・モータースポーツは、ドイツを中心に活動するチーム。過去には、現F1王者であるセバスチャン・ベッテル（レッドブル）が在籍していた。レース主催者が同チームへ関口を紹介したことで、今回の契約につながったという。

関口は自身のブログで、次のように意気込みを語った。

「ミュッケ・モータースポーツ（Mucke Motor Sports）ですが、意外なことにF3マカオグランプリへは2011年が初参戦となります」

「私は2010年にはF3で、2004年にはフォーミュラ・ルノーでマカオを経験しています。貴重な機会を与えていただきご尽力、ご協力をいただいたすべての皆様に心より御礼申し上げます」

「2011年アチーブメント全日本フォーミュラ3選手権保持者の名に恥じぬよう全力で戦ってきます」

F3マカオGPは、17日（木）に開幕。予選レースは19日（土）、決勝は20日（日）に行われる。

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