来週末に迫った最終戦ブラジルGPの金曜フリー走行で、チーム・ロータスはルイス・ラジアを出走させるようだ。
22歳のラジアは母国ブラジルでF1デビューを飾るべくスポンサー探しに奔走していたが、ついに母国のファンの前でF1のクルマを走らせるチャンスを手にした。
しかし、ロータスの名を冠して走る最後のレースとなるブラジルGPの予選と決勝でステアリングを握るのはチームの正ドライバーであるヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンだといわれている。
16日(水)に若手ドライバーテストが行われているアブダビで、チーム・ロータスの2011年仕様車T128を走らせたラジアは、少なくともインテルラゴスでこのクルマに乗ることができるとみられている。『Agencia Estado(エージェンシア・エスタード)』がラジアの言葉を伝えている。
「サンパウロ(インテルラゴス)には、アブダビよりも大きな注目が集まるだから、サンパウロで(走りの)レベルを上げることが重要になる」
「フリー走行とはいえ、母国でF1のクルマを走らせるのは今回が初めてになるから、僕にとってはひとつのゴールだよ。スリルや達成感を味わうよりも、仕事と割り切って作業をしないといけないような特別な瞬間になるね」