マクラーレンのカラーリングが、2011年はシルバーではなくなるとのうわさが出てきている。
メルセデスとマクラーレンは、資本提携も行っていたが、2010年シーズンを前に資本提携の解消を発表。しかし、マクラーレンは2010年もメルセデスのイメージカラーとも言えるシルバーのカラーリングを採用していた。
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは当時、「(シルバーは)マクラーレンのブランドカラーだ。われわれのパートナーやわれわれのためのカラーである」とコメントしていた。
だが、1934年のグランプリレースの前夜、車重のレギュレーションに対応するため急きょ塗装をすべてはがしたクルマで戦ったメルセデスが優勝して以来、銀色に輝く「シルバーアロー」がメルセデスのレーシングカーのトレードマークとなっていた。
2009年のF1でドライバーズ、コンストラクターズ両選手権を制したブラウンGPを買収し、2010年のF1にメルセデスのワークスチームとして参戦したメルセデスGPも、シルバーのカラーリングを採用している。
2011年には、段階的に進められていたメルセデスとマクラーレンの資本提携解消も完了する予定だが、マクラーレンの2011年に向けた公式グッズに新カラーリングのヒントがある。
2010年にはシルバーのキャップもあったが、2011年は黒いキャップになっている。また、チームクルーや首脳陣が着るシャツやジャケットのレプリカ版も黒いものになった。
なお、マクラーレンのチームカラーはオレンジであり、今でも優勝時にはチームスタッフがオレンジのTシャツを着ている。また、シーズン前のテストでオレンジのカラーリングを採用していたこともある。