4日(金)に発表され、独創的なサイドポッドの形状が目を引いたマクラーレンの2011年型車MP4-26。しかし同チームのチーム代表マーティン・ウィットマーシュによると、MP4-26最大の目玉技術はまだ明かされていないようだ。
『Autosport(オートスポーツ)』の報道によると、ベルリンで4日に発表されたMP4-26の排気管はプラスチック製の展示用のものであり、同チームが実際にどのような排気管の処理を行うのかまだ不明だとのこと。
大きな話題になっているロータス・ルノーGPのように、サイドポッド前部などに排気口を設置してくる可能性も指摘されている。
また、ウィットマーシュは新車発表後の記者会見で、次のように述べていた。
「言っておくが、まだすべてを見せたわけではない。非常に興味深い処理がクルマに採用されているのを見ていただいたと思う。だが、まだあなた方やライバルに見せていないものがいくつかある」
「絶えず開発を続けていくのがF1だ。われわれは来週からテストを始めていくが、そこから少しずつクルマは進歩していく」
「F1では、革新的でなければ高い競争力を発揮することはできない」
「当然われわれは、あなた方やライバルに今日手の内をすべて明かすようなことはしなかった。それでも、非常に興味深いものを見てもらったと思う。美しくまとまったクルマだ。興奮があふれてくるような、素晴らしいクルマだと思う」