セバスチャン・ベッテル、フェラーリ移籍の話はジョークだったと釈明

2011年03月06日(日)

いつかフェラーリに移籍するのが夢だ、と先日語っていたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、この発言はジョークに過ぎなかったと釈明している。

ワールドチャンピオンとなったベッテルのこの発言は、世界中のメディアで大々的に報じられた。そのときベッテルは、マラネロに拠点を置くフェラーリへの移籍がかなうなら、現ドライバーであるフェルナンド・アロンソに1年の休暇を取らせる費用を負担してもかまわないとさえ言っていた。

ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にこの発言について聞かれたベッテルは、「何かの事情からレッドブルで走れなくなったらそうするかを聞かれたんだよ」と語り、こう続けた。

「だから僕はフェルナンドでもフェリペ(マッサ/フェラーリ)でも、僕にシートを譲ってもらえるように休暇を取ってもらおうかな、って言ったんだ」

「今季のフェラーリは、すごくいいクルマを用意しているみたいだからそう言ったんだよ。そんなわけで、(レッドブルで走れないのならば)フェラーリが第一希望になるだろうなって」

「でも、僕のユーモアのセンスが万人に通じるわけじゃないみたいだね」

弱冠23歳のベッテルは、F1ドライバーがチームを選ぶときに一番重要なのはパフォーマンスだと話し、「今の僕は本当にレッドブルの居心地がいいと感じているんだよ」と主張している。

「もちろん、フェラーリとメルセデスは、自分もチームの歴史に名を刻みたいと思うような伝統があるけれど、一番大事なのはクルマのパフォーマンスだよ」

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