例年通り、今年のマレーシアGPでも雨が予報されている。
今のところ、F1の走行が行われる8日(金)から10日(日)にかけて、毎日雨の予報が出ており、F1が走る時間帯に雨が降るのかという点が話題になっている。
2009年には、レース中に豪雨となったためレースが中断し、そのまま再開することなく終了。昨年には予選中に雨が降り、フェラーリやマクラーレンといったトップチームのドライバーが予選Q1で敗退する波乱を演出していた。
これに加え、今年の予選やレースで雨が降った場合、今季からF1のタイヤサプライヤーになったピレリの雨用タイヤが初めて実戦で使用されるため、未知の要素も多く、例年以上に混乱と興奮に満ちたレースになることも予想される。
マクラーレンのマネジングディレクターであるジョナサン・ニールは電話会見で、「雨の可能性が高いことで、観客にとっては非常に興味深いレースになる。その一方、われわれチーム側としては、非常に胃の痛いレースになるだろう」と語っていた。
また、マクラーレンのリザーブドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサは『EFE通信』へ、「マレーシアのコンディションは、あらゆる面で極限なんだ。特に気温と湿度がね。それに加えて、雨が降った場合には路面の水量もすごいことになる」とコメントしている。