ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、モナコGPの決勝後に20秒加算のペナルティーを受けた。しかし、これによる順位の変動はない。
モナコGPの決勝でハミルトンは、ヘアピンでフェリペ・マッサ(フェラーリ)を抜こうとしてマッサと接触。マッサはこの接触が原因でクルマが壊れ、その後のトンネルでガードレールにクラッシュしてリタイアした。レースの審判役を務めるスチュワードは、ハミルトンが避けられる事故の原因になったとして、ハミルトンにドライブスルーのペナルティーを科した。
その後、多重クラッシュにより中断されたレースが再開する際、ハミルトンは再び他車と接触。今回の相手はパストール・マルドナード(ウィリアムズ)だった。1コーナーでマルドナードを抜こうとしたハミルトンだったが、ハミルトンは縁石に大きく乗り上げる形となってマルドナードに接触し、マルドナードはこの接触が原因でレースを終えた。
レース後、マルドナードとの接触について審議を行ったスチュワードは、ハミルトンに20秒加算のペナルティーを科すことに決定。ハミルトンは6位でレースを終えていたが、後続のクルマとは大きな差ができていたため、このペナルティーによって順位が変動することはなかった。