ヴァージンのティモ・グロックは、22番手からカナダGPをスタートして16位になった。しかし、レース後にほかのドライバーがペナルティーを受けたため、最終的には15位に繰り上がっている。
ティモ・グロック
「いつもとは違った、難しいレースだった。僕が走った中でも、最長のレースだったと思うよ! レースの終盤には、かなりペースがよくて、トゥルーリ(ヤルノ・トゥルーリ/チーム・ロータス)に追いついて抜くこともできていたから、少し残念だね。フロントタイヤが左右ともに思いっきりロックして、かなりタイムが落ちたんだ」
「常に振動がひどくて、ストレートでも全開で走れなかった。それでカーティケヤン(ナレイン・カーティケヤン/ヒスパニア・レーシング)がすぐ後ろに来たとき、彼を抑えようとしたんだけど、彼が最終コーナーで仕掛けてきて、僕をコース外に押し出した」
「彼はシケインをショートカットしながら僕を抜いたんだけど、これにはジェローム(ダンブロシオ/チームメート)もかかわっていたんだ。最終ラップには、タイヤが完全に終わっていて、僕にはどうすることもできなかった」