フェラーリのフェリペ・マッサが、ヨーロッパGPに向けた意気込みを語った。
フェリペ・マッサ
「ここではいい週末になると思うよ。僕たちがカナダで見せたようなパフォーマンスを発揮できると思う。モントリオール(カナダGP)では、僕たちも高いレベルのパフォーマンスを発揮できると証明した。今シーズン最高の予選だったし、レースでのペースもよかったからね」
「つまり、今回もここバレンシアでいいパフォーマンスを期待できるということなんだ。モントリオールのコースとここのコースは似ているからね。両方とも長いストレートがあって、激しいブレーキング、そして低速コーナーもある」
「最終セクターは高速だけど、だからといってバルセロナ(スペインGP開催サーキット)やシルバーストン(イギリスGP開催サーキット)のような高速コーナーがあるわけじゃない。ミディアムタイヤをうまく作動させることについては、暖かい気候が助けになってくれるだろうね。シーズン序盤に僕たちが苦戦した旧ハードタイヤとあまり変わらないだろうからね」
「今年僕たちは、多くのレースで激しい戦いをしている。新ルールのおかげで追い抜きも増えたしね。でもカナダでは、6位争いをしたかったわけじゃない。僕は優勝争いがしたかったんだ!」
「でも、遅いクルマが路面の乾いた部分を走っているのに引っかかってしまい、かなり順位を落とした。だから最終的には、表彰台を争ってセバスチャン(ベッテル/レッドブル)たちと戦うのではなく、6位になるのが僕の限界だった」
「(次戦イギリスGPから始まる排気ガスの規制について)どうなるのか判断するのは難しいよ。あのシステムを使っているチームは、どこもある程度の影響を受けるだろうけど、ほかのチームよりも影響を受けるチームがいるかもしれない。僕としては、新ルールも問題はないと思うし、ほかのチームに比べれば、僕たちが有利になるかもしれないね」