鈴鹿サーキットとF1ボス、放射能問題を受けて日本GPの安全性をアピール

2011年07月24日(日)

10月9日(日)にF1日本GPを開催する鈴鹿サーキットと、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが、日本GPにおける放射能汚染の心配はないとアピールした。

栃木県のツインリンクもてぎで10月に開催が予定されているMotoGPの日本GPをめぐっては、トップライダーであるケイシー・ストーナーやホルヘ・ロレンソなどが、福島の原子力発電所からわずか100kmほどの距離にあるもてぎの放射能汚染を懸念し、レースをボイコットすると表明している。

「僕は(日本へ)行かないし、ほとんどのライダーが同じ意見だよ」とストーナーは語っていた。

その一方、ツインリンクもてぎでは9月にアメリカの最高峰カテゴリーであるインディカーのレースが開催される。このインディカーに参戦する佐藤琢磨は先日、チャリティイベントのためにもてぎへ行った際に集めたデータをアメリカに持ち帰り、日常生活で浴びる放射性物質の量と比較しながら、安全性をシリーズ側やほかのドライバーに説明するつもりだと明かしていた。

そして、10月には三重県でF1日本GPが開催される。鈴鹿サーキットの広報は23日(土)、福島原発と鈴鹿は距離的に大きく離れているため、来日するF1関係者に健康上の大きな影響はないとコメントした。

また、エクレストンも日本GPは「予定通り行われる」と語り、「もし安全でなければ、日本へ行くよう求めたりなんかしないだろう」と加えた。

エクレストンは、鈴鹿の放射線レベルについて、最新のデータを確認しているという。

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