ナレイン・カーティケヤン、インドGPでレースに復帰か

2011年08月22日(月)

HRTのドライバーであるナレイン・カーティケヤンが、10月に母国インドで開催されるグランプリからレースに復帰する模様だ。

HRTではイギリスGP以降、レッドブルの育成ドライバーであるダニエル・リチャルドがカーティケヤンに代わってレースに出走しているが、インドのニューデリーに新設されるブッダ・サーキットで行われる母国レースへの出場について、20日(土)にカーティケヤン自身が記者会見で口を開いた。

「F1で走ること、また大勢の母国ファンの前でレースをすることは、僕にとって長年の夢だった」

「ジェイピー・グループのおかげでその夢がかなおうとしているよ」

ジェイピー・グループとは、インドGPを開催するブッダ・サーキットを建設したインドGPの主催者で、この発言はつまり、カーティケヤンがインドGPに出場することを示唆している。

その一方でもう1人のインド人ドライバーであるカルン・チャンドック(チーム・ロータス/リザーブドライバー)の母国レース出場は不透明なままだ。チャンドックは今後のレースに出場する可能性について、『Hindustan Times(ヒンダスタン・タイムズ)』紙へ次のように語っている。

「今年のドイツGPへ(正ドライバーのヤルノ・トゥルーリに代わり)出場できたのは本当にたまたまだったんだ」

「チームはあの時の僕の走りに満足してくれたようだから、今後どうなるかが楽しみだよ」

一時はトゥルーリがレースへの情熱を失っているともささやかれていたが、苦戦の原因となっていたパワーステアリング・システムが新しくなったことにトゥルーリも満足していた。インドGPでチーム・ロータスがどのような決断を下すのか注目される。

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