ミハエル・シューマッハは現役を続けるべきとライバルチーム

2011年08月22日(月)

ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は、自身が望む限り現役を続けるべきだ。

こう語るのは、レッドブルの兄弟チーム、トロ・ロッソのチーム代表であるフランツ・トスト。『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』によると、トストはシューマッハのことをよく知っているという。トストは以前、シューマッハの前マネジャーであるウィリー・ウェバーのもとで働いていた経験もある。

F1で7度のタイトル獲得という前人未到の記録を打ち立てて2006年に引退したシューマッハ。2010年にはメルセデスGPから現役に復帰したものの、いまだ表彰台にすら登れておらず、期待されたような成績を残せていないことから、すぐに再び引退するべきだとの意見が増えている。こういった意見に対し、トストは次のように反論した。

「まず何より、7度の王者であるミハエル・シューマッハには、証明すべきものなど何もない。彼は、チームメートのニコ・ロズベルグが自分より速いか遅いかなんて、気にしていないだろう」

「彼にとって不可欠なのは、まだ楽しめているか、情熱を傾けられるかという点だ。その答えは彼にしか分からない」

だが、チームメートに負け続けているシューマッハのパフォーマンス不足を指摘し、すぐに引退すべきだと言う関係者もいる。これに対して、トストはこう切り返した。

「ミハエルは、それをはるかに上回るアドバンテージをもたらしている。もしシューマッハがいなくなっても、メルセデスGPが今と同じほどのスポットライトを浴びられると思うか?」

「これは非常に重要な要素だ。彼は大きな注目を集めるために続けている。それなので、私は彼の復帰にネガティブな面などないと思っているよ」

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