「ミハエル・シューマッハの全盛期は過ぎた」と元ボス

2011年08月22日(月)

ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の全盛期は終わった。

シューマッハがF1デビューを果たしたチーム、ジョーダン(現フォース・インディア)のチームオーナー兼チーム代表だったエディ・ジョーダンがこう言い放った。

1991年の第11戦ベルギーGP、トラブルのためジョーダンのドライバーが出場できなくなったことから、シューマッハが急きょ代役としてF1デビュー。このベルギーGPの予選で速さを見せたシューマッハは、次戦イタリアGPからベネトン(現ロータス・ルノーGP)へ移籍。1996年にはフェラーリへ移り、通算で7度の王座獲得という輝かしい戦績を残して2006年に引退した。

通算優勝回数など、F1で数多くの記録を打ち立てたシューマッハは、2010年にメルセデスGPから現役に復帰。かつてのような強さを見せることが期待された。しかし、復帰後のシューマッハはチームメートのニコ・ロズベルグに負けることが多いばかりか、他車との接触やクラッシュなども多く、42歳という年齢による「衰え」を指摘する声もある。

また、サイボーグとまで言われた冷徹なまでに勝利を目指した以前とは異なり、復帰後のシューマッハはリラックスした一面を見せることが多いことから、シューマッハのモチベーションが低下しているとして、すぐにでも引退するべきだとの意見も出ている。

そんな中、20年前にシューマッハをF1デビューさせたジョーダンが、シューマッハの「全盛期は過ぎた」と語った。

「このスポーツでは多くのチャンピオンが生まれてきており、ミハエル・シューマッハの全盛期は過ぎた」

「彼はとてつもなく大きな成功を収めた非常に優秀なドライバーだ。だが、誰かが彼と話をして、ほかの才能あるドライバーへシートを譲るよう説得するべきだ」

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