所属チームの首脳陣からさまざまな形で非難を受けているニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)が、これまでの自らの働きには満足していると語った。
今季の契約を獲得できていなかったハイドフェルドだが、開幕直前にロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)がラリー事故で重傷を負い、しばらくF1を欠場することが決定。そのクビサの代役に選ばれたのがハイドフェルドだった。
当初ロータス・ルノーGPは、F1での12年目を迎える経験豊富なハイドフェルドに期待していたものの、チーム首脳陣が求めていた結果をハイドフェルドは残せていないようだ。最近になってチーム会長ジェラルド・ロペスやチーム代表エリック・ブーリエが、ハイドフェルドのパフォーマンスには落胆したとのコメントを残している。
元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンは、こういったチーム首脳陣のコメントについて、ハイドフェルドを追い込むことで自主的に辞めさせ、ロータス・ルノーGPの控えドライバーであるブルーノ・セナやロメ・グロジャンを起用するための「いじめ」ではないかと『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』へ話していた。
しかし、その『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』へハイドフェルドは、自身の働きに満足しているとのコメントを残した。
「状況を考えれば、これまでのシーズンにも、自分の働きにも満足しているよ」
「今でも、チームへできるだけ多くのポイントをもたらすため、全力を尽くしているし、できる限りの方法でチームを助けている」とハイドフェルドはチームへの貢献をアピールした。