ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)やニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)ほどの力はないが、マーク・ウェバー(レッドブル)と同等のスピードは残っている。
元F1ドライバーであり、以前にはトロ・ロッソの共同オーナーとして、当時同チームに所属したベッテルの成長を見届けたゲルハルト・ベルガーが語った。
かつてフェラーリの黄金時代を築き上げ、F1史上初となる7度のタイトル獲得という偉業を成し遂げたシューマッハ。2006年に現役を引退したが、2010年に復帰後は以前のような強さを発揮できていない。『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』によると、もはやシューマッハは最速のドライバーではなくなったとベルガーが語っているようだ。
ひとつ指摘されているのは予選での速さ。今季は12戦まで終了したが、予選でシューマッハがロズベルグに勝ったのは1回のみだ。
「ロズベルグはベッテルと同じレベルにいると私は思っている。いいクルマに乗ることができれば、彼はレース優勝やタイトルを手にできるだろう」
「シューマッハはもはや、彼らに勝つことはできない。だが、例えば、マーク・ウェバーほどの力は残っている」とベルガーはコメントした。