中国・北京のゴールデンポート・パーク・サーキットで10日(土)、FIA GT1世界選手権第9戦が行われ、シュテファン・ミュッケ/ダレン・ターナー組のヤングドライバーAMRアストン マーチンDB9が優勝した。
午前中に行われた予選レースは、雨に見舞われた。ポールポジションからスタートしたフォードGTのベルトラン・バゲットが雨に足をすくわれてコースオフすると、ミュッケ/ターナー組のDB9がトップに躍り出た。しかし、ミュッケ/ターナー組はピットストップの際にエンジンをストールさせてしまい、トップの座をトマス・エンゲ/アレックス・ミュラー組のDB9に譲り、最終的にはセーフティカーが先導する形でエンゲ/ミュラー組が予選レースを制した。
午後に行われた決勝レースも雨の中でスタート。セーフティカー先導でレースが始まると、ピットストップでミュッケ/ターナー組がエンゲ/ミュラー組の前に出た。しかし、ここでアンドレア・ ピッチーニ/クリスチャン・ホーヘナデル組のヘクシス・アストンマーチンDB9がトップに。だが、ピッチーニは残り約5分でスピンしてリタイア。ほかにもコースアウトしたクルマがいたことでセーフティカーが導入され、そのままレース終了。ミュッケ/ターナー組の優勝となった。
ニッサンGT-R勢の最上位は、ランキング首位に立つルーカス・ルアー/ミハエル・クルム組の3位だった。
この結果、ドライバー部門ではJRMのルアー/クルム組がランキング首位の座を守っている。チーム部門のランキングでは、JRMを抜いてヤングドライバーAMRがトップになった。