10月9日(日)に決勝を迎える鈴鹿での日本GPから、全F1ドライバーがこれまでよりも安全性の高いヘルメットを着用することになる。
2011年序盤、防弾チョッキにも使われるザイロン製シールドをバイザー上部に装着したヘルメットを、複数のドライバーが試していた。このヘルメットは、2009年のハンガリーGPでフェリペ・マッサ(フェラーリ)を襲った恐ろしい事故を防止するために開発された。
2週間前のシンガポールGPでは、24人中12人のドライバーがこのシールドがついたヘルメットを使用していた。
バイザー開口部の大きさをさらに小さくした新基準も、今週末の日本GPから適用されると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は報じている。
ヘルメットの重量はこれまでよりも50グラム重くなり、またシールドを取り外す際、バイザーに塗られた、薄い色のコーティングがはがれると不満を漏らすドライバーもいる。
捨てバイザーとも呼ばれる、バイザーが汚れた際にはがして視界を確保するためのシートは小さくなり、装着も難しくなったとのことだ。
さらに、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、今回追加されたシールドによってバイザー上部の広告スペースを覆ってしまうことにスポンサーが不快感を覚えていると伝えている。