トロ・ロッソが、韓国GP、アブダビGP、ブラジルGPのフリー走行1回目でジャン・エリック・ベルニュを走らせると発表した。
ベルニュは、トロ・ロッソのチームオーナーであるエナジードリンクメーカー、レッドブルが運営するドライバー育成プログラムのメンバー。今年は、ワールド・シリーズ・バイ・ルノーに参戦し、ランキング2位になっている。
トロ・ロッソの発表によると、今週末の韓国GPでベルニュはハイメ・アルグエルスアリのクルマを走らせ、アブダビGP(11月13日決勝)ではセバスチャン・ブエミのクルマに乗り込む。そして、最終戦のブラジルGP(11月27日決勝)では、アルグエルスアリとブエミのうち、獲得ポイントの少ない方がベルニュにフリー走行1回目でシートを譲ることになる。
なお、30日に決勝が行われるインドGPは、今年が初開催であることから、レースドライバーに少しでも多くの走行チャンスを与えるため、ベルニュが走ることはない。
トロ・ロッソでは、来季のシートをめぐってさまざまな憶測がささやかれている。今回のベルニュ起用も、ベルニュを評価するためのものだと見られ、現ドライバーであるブエミやアルグエルスアリにとっては大きなプレッシャーとなる。