2011年シーズン、セーフティカーに関する規定に変更が生じる可能性が出てきた。
現行の規定では、セーフティカーの出動時はすべてのマシンが順位に関係なく走行中のポジションを保ったままセーフティカーの後ろに並んで走らなければいけない。だが、先週末に開催されたインドGPにおいてF1各チームの代表が集まり、セーフティカーの出動時、周回遅れのマシンをセーフティカーよりも前で走らせ、隊列の最後尾につけさせるかどうか話し合ったことが明らかになった。
過去にこのルールが有効であった際は、セーフティカーの後ろでマシンの列を整えるのにとても時間がかかる事に対して不満が出ていたと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は報じている。一方で、この方法を採用したことで、セーフティカーが解除されレースが再開した時、周回遅れのマシンが上位ドライバーのレースに影響を及ぼすという問題を解消していたことも事実だ。
この規定変更の是非についてザウバーのチームマネジャーであるビート・ツェンダーは次のように語っている。
「どちらの方法をとっても長所と短所両方ある」