ロータス・ルノーGPのブルーノ・セナが、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるアブダビGPに向けた意気込みを語った。
Q:インド(前戦)での週末を総括すると?
ブルーノ・セナ:そうだね。一方では良い週末だったし、また他方では、良い成績を残せなかった。金曜日(10月28日)は競争力がみなぎっていただけに、結果にはガッカリだ。期待していた分、失望も大きかった。マシンは好ペースを見せていたんだ。
セナ:だからあの結果は受け入れがたいよ。望んでいた順位で走れなかったのは、いくつか問題が出たからだ。しかし、モータースポーツでは、たまにこういうことが起きるからね。今、大事なのは、なぜそうなったのか把握することだよ。
Q:全体的に、インドでの経験は楽しかったですか?
セナ:インドは非常に興味深い国だったよ。うん、楽しかった。地球のどことも違うところだね。まったく異なる文化に触れることができる。レースの週末も新しい経験に満ちていた。完成したばかりのサーキットで待っていたもの、それは独特な挑戦とハードルだった。あとインドは、しっかりF1レースをやれる国だと証明したよ。コースも走っていてすごく楽しかったしね。F1に携わる僕らにとっては、大ヒットだった。
Q:話はアブダビに移りますが、去年のレースはいかがでしたか?
セナ:去年は、アブダビとブラジルがシーズン最高のレースだったよ。トラブルがゼロだったんだ。ヤス・マリーナ・サーキットはよく知っている。コースレイアウトとの相性がバッチリなんだ。運転して、何かしっくりくる感じなんだよね。きっと僕のドライビングに合っているんだろうな。
セナ:僕らのマシンは低速コーナーが苦手だけど、すべてがマッチすれば、きっと良い週末になるはずだよ。長いレースになると、いくつかのチームにとって有利なのはしょうがない。でも、全力で攻めて僕らのライバルたちを前に行かせないよう、とにかくがんばるよ。
Q:インドは期待が大きかったという話も出ましたが、最終2戦のレースを前に、今の心境は?
セナ:現実的にならなければいけないのは分かっているけど、この週末を可能な限りいいものにするため、どんな努力も惜しんではならないよ。今週末の抱負については、結果を推し量る前に、僕らはいつも金曜まで待つことにしている。もちろん、アブダビで良い仕事ができると信じている。
セナ:今は中段争いが厳しい。実力を100%出し切らないと彼らの前には出られないんだ。そろそろシーズン終了だけど、だからと言って手は抜かないよ。やれる事はすべてこなして、チームにプライドをもたらしたい。