レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、所属ドライバーのマーク・ウェバーが最終戦のブラジルGPで今季初勝利を飾ったことは、これからシーズンオフを迎えるウェバーにとってよい出来事だったとコメントした。
ウェバーは今年、チームメートのセバスチャン・ベッテルに大きく水をあけられ、ベッテルがすでに今季11勝をあげているのに対し、1勝もできていない状態で最終戦ブラジルGPを迎えていた。
ホーナーは、ウェバーが最終戦で勝利をあげたことについて、『AFP通信』へ次のように語っている。
「ベッテルが11勝もしているのに、もしウェバーが1勝もあげられないまま冬を迎えていたら、彼にとってはとてもつらいことだったと思う」
「だから、彼にとって最後のレースで勝利をするのは最も価値のあることだった。それによって彼はいい状態でまた来年に向かうことができる」
ウェバーも『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』シドニー版に、ベッテルがギアボックスのトラブルに悩まされていたという事実はあるにせよ、このブラジルGPでの勝利により「気が楽になった」と述べ、さらにこう続けている。
「2012年にはもっと強くなって戻ってくるよ」
「(今季の)僕は少し勝利の女神に見放されていた。でもこのレースは間違いなく僕が勝つべきものだった。これまで十分に運が悪かったからね」
「(この勝利は)シーズンを終えるにあたって、一服のいい清涼剤になったよ。だってRB7(レッドブルの2011年型車)には、あまりいい思い出がなかったからね」