ジョニー・ハーバートはHRTがペドロ・デ・ラ・ロサと2012年の契約を交わしたことに驚きをあらわにした。
1999年にアロウズからF1デビューを果たし、ジャガー、ザウバー、そして長年にわたってマクラーレンでテストドライバーとして務めてきたスペイン人のデ・ラ・ロサは非常に経験が豊富だ。
デ・ラ・ロサの経験と国籍が、スペインを本拠地としているHRTが求めているものと合致する。しかし同時に、F1でシートを探している若手ドライバーがあふれているなか、HRTが契約を結んだデ・ラ・ロサの年齢は40歳に達している。
F1に11年間とどまり165戦に出走し、通算3勝を挙げたハーバートは「確かに彼の豊富な経験はチームに貢献するだろう。しかし、それは別の分野で活かすべきじゃないのかな? 僕個人としてはもっと強烈なチャレンジ精神がある若者、自分の持っている力を証明したい者、あるいはハングリー精神旺盛で自分ができることを世間に見せつけたいと思っているドライバーを見たい」と自身が執筆している『The National(ザ・ナショナル)』のコラムにつづった。