F1キャリアの岐路に立たされているブルーノ・セナが、アメリカの人気カテゴリーNASCARへの参戦を検討していることが分かった。
これは、セナがロータス・ルノーGPのレースシートを失ったことを受け、ウェブサイト『Italiaracing(イタリアレーシング)』が伝えたものだ。
28歳になるセナに関しては、2012年に現所属チームであるロータス・ルノーGPのリザーブドライバーになる可能性が指摘されていた。しかし、『Italiaracing(イタリアレーシング)』によると、セナは同郷のネルソン・ピケJr.が2009年にF1を離れた後の活動場所に選んだNASCARへの参戦を検討しているようだ。
また、NASCARはアメリカを中心にしたカテゴリーだが、同じくアメリカのトップクラス・カテゴリーであるインディカーへの転向は選択肢に入っていないようで、セナ自身が次のようにコメントしている。
「(インディカー参戦は)僕の家族が許してくれないよ」
セナの叔父で伝説的F1ドライバーだったアイルトン・セナは、1994年にレース中の事故でこの世を去っている。インディカーでは今年、最終戦でダン・ウェルドンが亡くなるクラッシュが発生していた。