裁判所、F1ボスの出費を贈賄と認定

2011年12月24日(土)

ロンドン高等裁判所は今週、F1最高権威のバーニー・エクレストンに悪い知らせをもたらした。

『Telegraph(テレグラフ)』紙が報じたもので、ドイツ人の元銀行家ゲルハルト・グリブコウスキーに疑わしき金銭を支払った行為が、裁判官によって贈賄と認定されたのだ。エクレストンは、こうした裁判所の考えを否定。グリブコウスキーに脅されたため、数百万ドルを渡したものだと主張した。

これに対しボス判事は、こう述べた。「それを贈賄と言うのではないかね?」

F1株を所有していたメディア企業、コンスタンティン・メディエンによって起こされた今回の民事訴訟では、グリブコウスキーが裁判所の出頭命令を無視。ボス判事は、被告人不在のまま裁定に入っていた。

コンスタンティン・メディエン側の弁護士キース・オリバーは、次のように話している。

「コンスタンティン社としては、裁判所による贈賄認定を歓迎するとともに、グリブコウスキーから被(こうむ)った損害が認められるまで争う。さらに、エクレストン、スティーブン・ミューレンズ(エクレストンの元ビジネスパートナーで弁護士)およびバンビーノ・ホールディングス(エクレストンの家族信託)を相手取った訴えでも、徹底的に主張してゆく」

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