HRT、2人目のドライバー発表は年明け以降

2011年12月20日(火)

先日ペドロ・デ・ラ・ロサと契約を結んだHRT。2人目のドライバー発表に注目が集まるが、チーム側は決定を急ぐつもりはないようだ。

現時点でドライバーシートに空きがあるのはHRTとウィリアムズのみになり、ナレイン・カーティケヤン、ハイメ・アルグエルスアリ、ビタリー・ペトロフ、ギド・ヴァン・デル・ガルデらがHRTのシートを狙っているとされる。元F1ドライバーでHRTの新チーム代表となったルイス・ペレス・サラは、ドライバー選出について次のように述べた。

「数名のドライバーと、かなり踏み込んだ内容の話を続けているが、まだ何も分からない」

「現時点では、来季のドライバーラインアップの残り1人を決めることに重点を置いていない。少なくとも年明けまで決定することはないだろう」

新オーナー、新チーム代表を迎えたHRTは現在、ドライバーを決定するほかにも2012年のマシンを開発しながらチームの本拠地を移すといった仕事も抱えている。

「チーム体制の移行によって、いろいろな影響がでるだろう。その“代償”はシーズン序盤に現れてくると思う」とサラも危惧(きぐ)している。

「これまで2年続いた体制を変えるのだから、今シーズンを終えた時と同じ状態で来シーズンを迎えることはできない。しかし、少なくともわれわれは、この課題がどんなものか認識している」

最後にサラは次のように展望を述べた。

「1歩後退はするが、そのぶん2歩進むさ」

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