ヒスパニア・レーシング(HRT)のチーム代表コリン・コレスが、スポンサーの持ち込みによってナレイン・カーティケヤンとHRTの契約が決まったことを示唆した。
2005年にF1デビューを果たしたものの、1年限りでシートを失ったカーティケヤン。母国インドでのF1開催が始まる2011年にHRTでF1復帰を果たすことが決まったが、800万ドル(約6億6,000万円)分のスポンサーをHRTに持ち込むとも言われている。
実際にカーティケヤンは、HRTとの契約を発表する際、長年のスポンサーであるタタ・グループへ感謝の言葉を述べている。しかし、コレスは『Reuters(ロイター)』通信に対し、まだタタとの契約は結ばれていないと語る。
「もちろん、タタがパートナーになってくれることを望んでいる。インドから、さらに多くの企業がパートナーになってくれることを願っているよ」とコレスはコメントした。
コレスは、カーティケヤンが資金を持ち込むことを否定せず、資金の持ち込みによるシート決定も、F1では珍しいことではないと加えている。
「ザウバーのペレス君(セルジオ・ペレス)はどうだ? ウィリアムズのマルドナード君(パストール・マルドナード)は? 空気でチームを運営できるとでも言うのか? どこかから資金を集めなければいけないのだよ」