「ロバート・クビサの交代を考えるのは時期尚早であり非礼」とロータス・ルノーGP

2011年02月07日(月)

エースドライバーのロバート・クビサがラリー参加中のクラッシュで重傷を負ったロータス・ルノーGPだが、公然とクビサの代役を探すにはまだ「早すぎる」とチーム代表エリック・ブーリエが語った。

イタリアのラリーに参加していたクビサは、クラッシュして右腕、手、脚などを複雑骨折。運び込まれた病院で7時間にも及ぶ手術を受けていた。

手術を担当した医師は、クビサが回復するには少なくとも1年かかると話していることから、ロータス・ルノーGPはクビサの代役を探し始める必要がある。

クビサの代役については、サードドライバーとしてロータス・ルノーGPに所属しているブルーノ・セナやロメ・グロジャンが有力視されている。

しかし、『Telegraph(テレグラフ)』のF1記者であるトム・キャリーが指摘するように、クビサのチームメートであるビタリー・ペトロフには「1シーズンの経験しかない」ため、次のような可能性も考えられる。

「ルノー(ロータス・ルノーGP)がロシア人(ペトロフ)をリードドライバーにして、リザーブの誰かを2人目のレースドライバーに昇格させることなどできるのだろうか? ルノーが経験豊富なドライバーとクビサを交代させることはないのだろうか?」

ロータス・ルノーGPの控えドライバー以外にも、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア/リザーブドライバー)、ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)、ペドロ・デ・ラ・ロサ、ニック・ハイドフェルド、ビタントニオ・リウッツィなど、F1経験の豊富なドライバーもクビサの代役候補だと報じられている。

また、キャリーによると、「昨晩はキミ・ライコネンの名前まで出ていた」ようだ。

ブーリエは現在、ペトロフとともにクビサのいるイタリアへ移動中だが、『AFP通信』へ次のようにコメントしている。

「ドライバー交代を考えるのは、時期尚早であり、非礼なことだ。ロバートに関する知らせを待ち、復帰にどれくらいの時間がかかるのか分かってから、そういった決断を下す」

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