ロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエが、少なくとも数ヶ月は所属ドライバーのロバート・クビサが欠場することを認めた。
クビサはイタリアのラリーでクラッシュ。搬送された病院の広報によると、一時は危険な状態だったとのことだが、現在の容体は安定している。しかし、事故時にガードレールが車体を貫通し、右半身に重傷を負っており、今シーズン中の復帰は絶望的だとの見方が広がっている。
7日(月)には、眠らされた状態だったクビサが目を覚まし、関係者と会話をして指も動かしたことが報じられ、クビサの安否を気遣っていた世界中のファンが胸をなでおろした。
だが、10日(木)には再びシーズン前のF1テストが開幕し、3月13日(日)には2011年シーズンの開幕戦が行われるという現実もある。
実際にブーリエは、「もちろんわれわれは、すでに将来のことについて取り組み始めている」と認めた。しかしブーリエは、クビサが2011年シーズンを丸々欠場するとは考えていないようで、次のように加えた。
「彼が2、3ヶ月欠場するのは間違いない。だが、回復に1年もかからないと思っている」
「しかし、今の段階では、(回復に)どれほどの時間がかかるのか正確に判断できない」
「もし短期間の代役になるのならば、われわれのリザーブドライバーの中から(代役が)選ばれるだろう」
「長期間になるようであれば、別の選択肢も考える必要があるかもしれない」