ラリー事故で重傷を負ったロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)の代役シートを、クリスチャン・クリエンが狙っている。
ヒスパニア・レーシング(HRT)のシートを狙っていたクリエンだが、クビサが負傷したことを受け、クリエンをクビサの代役候補とする意見もある。
「つい今まで、コックピットに空きがあるのはHRTだけだった」と『APA通信』に語るのは、ジャガーやレッドブルに所属したクリエンのマネジャー、ロマン・ルメニッゲだ。
クリエンは、F1から撤退したBMWザウバーとホンダでテストドライバーを務めたこともあるが、昨年は苦戦するレギュラードライバーに代わって3戦でHRTを走らせ、その速さは間違いなく、HRTドライバーのトップだった。
「クビサの事故後、ルノー(ロータス・ルノーGP)も考慮に入れるのはマネジャーの仕事として当然だよ」と、ルメニッゲ。
だが『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、クビサの代役となる最右翼はニック・ハイドフェルドだという。
記事によると、先週までハイドフェルドは2011年のリザーブドライバーとしてメルセデスGPに戻る「寸前」だったというが、「ロバート・クビサの事故以来、そのプランは延期された」という。
また、ハイドフェルドは10日(木)に始まるヘレステストに、ロータス・ルノーGPから参加することが発表されている。