ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)は、イギリスGPの舞台となっているシルバーストンの改修工事を完了させるための費用が残されていないとのうわさを否定した。
シルバーストン・サーキットを所有するBRDCは10日(木)に、「シルバーストンの可能性を引き出す」ための出資者を探していると発表した。
ノーザンプトンシャー州にあるシルバーストンでは、新しいピットとパドックが建設されたが、そこで資金が尽きたとうわさされている。
しかし、BRDCはもし「適切な出資者」が見つからなければ、「改修計画がやや遅れるが、われわれが自力で改修を終える」としている。
出資者募集の発表は、資金を集めるための必死の懇願だったと解釈する向きもあるが、BRDC代表のスチュアート・ロルトはそのような見方を退けている。
「われわれの経済状況は毎年公表されていて、それを見ればわれわれが収益を上げていることはわかるはずだ」
「なんとかしたいことがひとつあるとすれば、われわれが資金難に直面しているといううわさは見当違いだと言いたいね。面白い時代だよ」とのロルトの言葉を『Telegraph(テレグラフ)』紙が伝えた。