F1イギリスGPの舞台シルバーストンが、カタール王室の投資ファンドとリース契約を結ぶ模様だ。
イギリスの『Independent(インデペンデント)』紙によると、ロンドン株式市場、フォルクスワーゲン、ハロッズ百貨店、映画会社のミラマックス、そしてフランスのサッカー1部リーグのパリ・サンジェルマンFCの株主であるカタール投資庁が、シルバーストンを所有するイギリス・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)と独占的に交渉しているという。
現在はサーキットの価格評価が進められていて、「最終決定は今後6カ月のあいだに出される」と同紙は報じている。
「F1開催契約が切れる2017年以降も、イギリスGPが開かれるにふさわしいサーキットにするため」、150年もの長期リースでシルバーストンを維持することが契約条項の一部に定められている模様だ。
カタールは、サウジアラビアに隣接し、海峡をはさんでバーレーンと相対している。
注:ミラマックスは2010年、オーナーのウォルト・ディズニーにより閉鎖、精算されている。