F1最高権威バーニー・エクレストンは、23日(水)までにバーレーンの混乱が鎮静化しなければ、2011年のF1開幕戦を中止すると語った。
中東各地に広がっている反政府デモが、バーレーンにも拡大。しかし、17日(木)未明には集まったデモ隊が広場で寝ているところを警官隊が襲撃したと報じられ、デモがさらに激化することも懸念されている。
そんな中、今週末に予定されていた下位カテゴリーのレース、GP2アジアは中止となった。今後もバーレーンでは、3月3日(木)から6日(日)までテストが予定されており、11日(金)から13日(日)にかけて2011年の開幕戦が行われることになっている。
しかし、関係者の安全確保のためにも、バーレーンGPを中止にすべきだとの意見が広がっており、エクレストンも17日、次のように認めた。
「いい状況ではない。もし今日のような状況が続けば、答え(バーレーンGP開催)はノーだ。もし水曜(23日)までに鎮静化しなければ、中止せざるを得ないだろう」
「火曜(22日)か水曜までに決断を下す」
しかし、エクレストン自身もバーレーンGPが中止になる可能性は高いと考えているようで、こう加えた。
「もし今、渡航の手配をしようとしているのなら、やめておけと言っておく」
「今年中にまた(バーレーンGPの)開催を試みるかもしれない」