F1 バーレーンGP開催にドライバーも消極的。小林可夢偉もバーレーン渡航は「怖い」

2011年02月21日(月)

バーレーンGPの中止が濃厚になっている問題で、複数のドライバーがコメントを残し、バーレーンGPを中止にすべきとの立場を示した。

バーレーンを含む中東各国で大規模な反政府デモが行われているが、バーレーンでは治安部隊がデモ隊を武力で鎮圧し、死傷者が発生する事態に発展した。今でもバーレーンではデモが続いており、多くの国の外務省がバーレーンへの渡航に対する警告を発令している。

3月13日(日)には、2011年のF1開幕戦バーレーンGPの決勝が行われる予定だったが、関係者の安全を考慮し、レースを中止にするべきだとの声が大きくなっていた。

ドライバーもこの問題についてコメントを残し、ザウバーの小林可夢偉はバーレーンへの渡航に対する恐怖心があるか質問されると、「怖くない人がいるんですかね?」と答えている。

また、マーク・ウェバー(レッドブル)は、「スポーツイベントのために行くべきタイミングじゃないだろうね。彼らにはもっと大切なことがある。もっと優先させるべきことがね」と語った。

ティモ・グロック(ヴァージン)も、「現状を考えると、バーレーンには行けないよ」と話している。

しかし、マクラーレンはバーレーン政府が株主になっていることもあり、ドライバーがこの問題をメディアの前で語ることを禁じているようだ。

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