旧ホンダF1をわずか1ポンド(約130円)で買い取っていたロス・ブラウンが、同チームを売却することで1億ポンド(約133億円)もの大金を手にしたという。
ホンダが2008年限りでF1を撤退した際、チーム代表であるブラウンやチームCEOニック・フライがチームを引き継いだが、売却額はわずか1ポンドだったと伝えられている。その後、同チームはブラウンGPとして2009年のF1を戦い、チーム部門、ドライバー部門の両タイトルを獲得した。
そして2009年シーズンを終えると、ブラウンらはメルセデスの親会社ダイムラーとそのパートナーであるアーバーにチーム株式の一部を売却。チームはメルセデスGPとなったが、先日に、ダイムラーとアーバーがブラウンらから残りのチーム株式を買い取り、株式を100%取得したことが発表された。
『Sportsmail(スポーツメール)』によると、一連のチーム株式売却により、ブラウンは1億ポンドを稼ぎ出したようだ。また、『pitpass.com』は、フライが5,600万ポンド(約75億円)を手にしたとも伝えている。