メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンは、同チームの2011年型車が「約1秒遅い」ことを明かした。
冬季テストでは、2011年型車W02の性能に疑問の声が上がっていたが、メルセデスGPはシーズン開幕前に大きな改良を計画しているという。
「今のわれわれは期待していたより、つまりトップ集団より1秒遅い。だから改良で1秒縮めなくてはならない」そう『BBC』ラジオに語ったブラウンは、さらに続ける。
「しかし、ほかのチームがどうするかは分からない。われわれは自分たちの計画を立てるだけであり、メルボルン(オーストラリアGP/開幕戦)でその正否が問われるはずだ」
その一方で、メルボルンでの改良については、あるうわさが流れている。それというのも、排気管の配置を新しくしたところ、統括団体FIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストに合格しなかったというものだ。
「現状でのわれわれの走りは、望んでいたほどよくない」とチームCEOのニック・フライも『Reuters(ロイター)』に認めていた。
開幕戦オーストラリアGPは、27日(日)に決勝が行われる。