メルセデスGP不調の責任を認めるチーム代表

2011年07月31日(日)

メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンが、同チームの不調は自身に責任があることだと認めた。

2011年のシーズン開幕前、メルセデスGPはタイトル争いをもくろんでいたが、今のところミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグの両ドライバーともに勝利を収めていない。

この件に関し、ブラウンはドイツの『Bild(ビルト)』紙にその原因は自身にあるのかと尋ねられた。

「そうだ。私はいくつか間違いを犯してしまった。私が採る選択肢はいつも完ぺきというわけではなかったし、ブラウンGP(チームの前身)からメルセデスGPへの移行に時間がかかり過ぎた」こう認めると同時にブラウンは、チームの限りあるリソースがあまりにも分散されてしまったとも語っている。

「ファクトリーでは一度に二つの難しい課題と向き合わなければならなかった。マシンの問題解決を行うと同時に、将来的な問題を回避するための体制の改革を同時に行っていた」

「ドライバーたちはいい仕事をしてくれているし、これ以上マシンからパフォーマンスを引き出すことはできないだろう」とブラウンは述べ、ドライバーたちを非難することはなかった。そして、メルセデスGPの全リソースの3分の1がすでに2012年のマシン開発に向けられていることを明かした。

勝利を手にするまではメルセデスGPでの職務に専念すると公言しているブラウン。「われわれは将来、成功を収めることができると確信している。確かに私の家族と私は財政的な悩みは抱えていない。しかし、メルセデスが勝利するまで私は戦い続ける」と勝利への執念を見せた。

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