小林可夢偉、F1記者会見で世界に日本支援を呼びかける

2011年03月25日(金)

小林可夢偉(ザウバー)が、F1で戦うライバルドライバーによる日本支援を期待していると語った。

東日本大震災の発生を受け、多くのF1ドライバーや関係者が日本へ応援メッセージを送っている。また、25日(金)にはF1ドライバーによって組織されているGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)が、日本支援策を協議する予定だ。

オーストラリアGPの開幕前日となった24日(木)、統括団体FIA(国際自動車連盟)の公式記者会見に出席した可夢偉へ、GPDAやFIAなどが、日本支援に乗り出す必要があると考えているかという質問があった。これに対し可夢偉は、次のように答えている。

「今僕たちは、世界中からの支援を必要としています。日本の状況は、非常に悪いと言わざるを得ません。GPDAにしろFIAにしろ、支援をしてもらえるのであれば、僕たちにはその支援が必要です。多くの人が家を失い、食べ物もない状態なんです。とても厳しい状況です」

「その一方、ニュージーランドも僕たちの3週間前に地震を経験していました。とても大きな地震でした。今、この2ヵ国はともに大きな困難に直面しているので、僕たちに何ができるのか考える必要があると思います」

「地震や津波に対して、僕たちは無力です。そのことを理解しなければなりません。僕たちが何か間違ったことをしたのではなく、地震は僕たちにはどうすることもできないものなんです。津波も同じです。お互いに助け合う必要があると思います。僕たちのことを支援してもらえるよう願っています」

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