フェラーリのフェルナンド・アロンソが、マレーシアGPに向けた意気込みを語った。
フェルナンド・アロンソ
「調査をして、メルボルン(オーストラリアGP開催地)で僕たちのパフォーマンスに何が起きていたのか、そしてどこに取り組むべきなのか理解できた。確かに、クルマを改良する必要はあるけど、この先数戦の様子も見る必要がある」
「メルボルンで経験した状況を確認しないといけないんだ。メルボルンのサーキットにはほかにない特徴があり、レイアウトも特別だからね。メルボルンのようなパフォーマンスが今後も続くことはないよ」
「僕たちの競争力はもっと高くなると思うし、今週末のマレーシアから改善していく。冬のテストでは状況が正確に分からないから、特に何も期待せずにメルボルンへ行っていたんだ。でも、ポールポジションや優勝を争えると思っていた。実際にはそうならなかったけどね。だから、自分たちのパフォーマンスには満足していたよ」
「クルマのパフォーマンスが低いと言うのは好きじゃない。タイヤもきちんと機能していなかったからね。簡単な話だよ。もしクルマがきちんと機能すれば、ソフト側のタイヤでも、ハード側のタイヤでも、寒くても暑くてもクルマはいいはずだよ」
「そうは言っても、(オーストラリアGPの)レースが行われた日曜(27日)は、あの週末の中では晴れていて暖かかったという事実が、土曜よりも日曜のペースが速かったことに関係しているかもしれない。レースでは、バトン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)やウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)と戦えた。土曜には大差をつけられたように思えたけどね」
「みんな(オーストラリアGPの結果が)最悪だったと言うけど、僕はそう思わない。僕たちは4位になったし、バトンやウェバーの前でレースを終えた。もしここでうまく戦い、表彰台に上りたいと思えば、ほかのサーキットと同じようにいい働きをしないといけない」
「最も重要なのは、バランスのいいクルマにすること。特にここセパンやバルセロナ(スペインGP開催地)ではそれが大切になる。クルマが空力で生み出すダウンフォースが必要なんだ。明日は、クルマの空力をできるだけ最適化しつつ、クルマのセットアップに取り組まないといけない」
「もちろん、雨でストレスのたまる週末になるね。あらゆる可能性に備える必要がある。金曜(8日)にエクストリームや、インターミディエイトの雨用タイヤを試すチャンスがあれば、とても役に立つ。冬のテストでは高温下でテストできなかったから、高い気温で走ったときの情報も今後の役に立つね」
「未知なものが多く、とても興味深いものになるだろうね。でも、これはみんな同じだから、心配することはない」