2011年F1第2戦マレーシアGPが4月8日(金)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周/5.543km)で開幕し、現地時間14時(日本時間15時)から90分間、フリー走行2回目が行われ、マーク・ウェバー(レッドブル)がトップになった。
セッション開始時の天候は晴れ、気温31℃、路面温度は47℃。セッションが開始すると各車が続々とコースインし、開始約15分の段階で、1回目のセッションでトラブルに見舞われたロータス・ルノーGPの2台、そしてジェローム・ダンブロシオがトラブルに見舞われていたヴァージンの2台以外、全車がコースインした。
開始約20分でパストール・マルドナード(ウィリアムズ)がソフト側のタイヤを投入し、トップタイムを更新。また、ティモ・グロック(ヴァージン)がコースインしたものの、チームメートのダンブロシオはガレージにとどまったままだ。
開始約40分でミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)もソフト側のタイヤを投入。シューマッハがトップタイムを更新したものの、レッドブルの2台もソフト側のタイヤでコースイン。まずはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップタイムを更新すると、その直後にチームメートのマーク・ウェバーがトップタイムを更新した。
開始約45分でビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)がコースイン。そして、ビタントニオ・リウッツィ(ヒスパニア・レーシング)が、縁石でクルマがはねた直後にエンジンが止まってしまい、コース脇にクルマを止めた。また、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)がピットレーンへのエントリーロードでコースオフしてタイヤバリアにクラッシュ。マルドナードはその場でクルマを降りている。
残り約30分、すでにニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)もコースインしており、これでコースインしていないのはジェローム・ダンブロシオのみに。トップはウェバーのままだが、2番手にジェンソン・バトン(マクラーレン)が浮上している。
そして、1回目のセッションでは白煙をあげてコース脇にクルマを止めたナレイン・カーティケヤン(ヒスパニア・レーシング)が、コーナーの立ち上がりで白煙をあげている。しかし、白煙が出続ける状態ではないため、カーティケヤンがコース脇にクルマを止めることはなかった。
セッション終盤には、多くのドライバーがロングランを行っており、トップタイムが塗り替えられることはなく、ウェバーが初日のセッションで2回ともトップタイムを記録する結果となった。なお、ダンブロシオは結局、一度もコースインすることがなかった。