ニック・ハイドフェルド「自分たちの長所と短所がはっきりと分かった」

2011年04月30日(土)

ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルドが、トルコGPに向けた意気込みを語った。

Q:ニック、3レースが終わりましたが、これまでのシーズンをまとめていただけますか?

ニック・ハイドフェルド:少し浮き沈みのあるものだったね。前向きな面は、クルマがとても革新的で速いこと。それに、セットアップ変更に対する反応も良くて、ストレートでの最高速もいい。いろいろなタイプのコースで高い競争力を発揮できることが、すでに証明されているね。

ハイドフェルド:僕たちは、3レースで表彰台に2回登っているから、これはとても前向きなことだよ。でもその一方で、まだ自分たちの能力を発揮しきれていない。僕個人としてもチームとしても、そこを改善したいと思っているよ。開幕からの3戦で、自分たちの長所と短所がはっきりと分かった。そして、この休みの間にどこを改善できるのか、分析することができたよ。

Q:DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)やKERS(運動エネルギー回生システム)といった、2011年F1の新要素にはうまく対応できていますか?

ハイドフェルド:ほかのものと同じように、使えば使うほど、使いやすくなるんだ。でも、僕たちはまだスイッチの理想的な位置を探っている状態で、トルコまでには決められると思う。(KERSは)うまく機能していて、予定通りだと思うよ。ただ、人工的にレースを盛り上げるようなものは好きじゃないから、(可変)リアウイングのファンではない。

ハイドフェルド:最大の要素はタイヤだよ。リアウイングを作動させても、前を走るクルマのタイヤが(自分と)同じような状態だと、今でも抜くのは難しい。これは初めから想定されていたことだよ。でも、自分のタイヤの方が新しければ、追い抜きは楽になるんだ。これまでよりも、追い抜きの回数は格段に増えていると思う。

Q:チームには、もううまくなじめましたか?

ハイドフェルド:2月以来、すべてがあっという間に進んでいったよ。急いでいろいろなものを覚えていく必要があったんだ。冬のテストには、大部分に参加することができたけど、その後すぐに開幕戦を迎えた。あらゆるものを同時に、そして完ぺきに機能させるため、今も奮闘しているけど、たった数週間で僕たちが作り上げた関係の完成度には驚いているよ。

ハイドフェルド:ロータス・ルノーGPは、クルマに乗るドライバーのことをよく考えてくれているんだ。ドライバーが自信を深められるようにね。僕の意見をよく聞いてくれるし、僕も彼らの話をきちんと聞く。これが、チームとして成長していくことに大きく役立ったんだ。そして何より、このチームのオープンで、双方向的な取り組み方が僕は気に入っているよ。

Q:トルコでは、また力強い走りを披露できると信じているということで間違いないですね?

ハイドフェルド:もちろんだよ。開幕からの3戦で、僕たちのクルマがいいことは証明できたと思う。それに、イスタンブール(トルコGP開催地)はヨーロッパでの初レースで、僕たちを含め多くのチームが改良を予定しているから、面白いレースになるだろうね。またいいパフォーマンスを見せられるよう願っているよ。

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