【動画】佐藤琢磨「作戦でギャンブルをする必要はまったくなかった」

2011年05月04日(水)

大雨のため、2日(月)に順延されたインディカー第4戦で、KVレーシング・テクノロジーの佐藤琢磨はトップを走行したもの、ピット戦略が失敗したため優勝のチャンスをのがし、8位でレースを終えた。以下、ホンダのプレスリリースより。

予選10番手から、日曜日の14周で3番手までポジションを上げた佐藤は、月曜日にレースが再開されると、その5周目にブリスコーをパスして2位へと浮上。26周目のリスタートではパワーをアウト側から豪快にパスし、インディカーで初めてトップに躍り出た。その後はパワーを突き放し、23周に渡ってトップを走行。

しかし、34周目からのフルコースコーションでKV Racing Technology-Lotusはピットに入らない作戦を選んだ。レース中にフルコースコーションが一度でも出されれば、給油なしで走りきれるとの読みからだった。しかし、佐藤とチームの思惑に反し、フルコースコーションが出されることはなく、レースがグリーンで進む中で給油したために8位まで順位を下げてゴールした。

佐藤琢磨
「ギリギリまで燃料セーブをして走っていましたが、3周分ぐらい足りなかった。非常に悔しい結果になりました。トップを走っていたのだから、作戦でギャンブルをする必要はまったくなかったと思います。クルーたちがすばらしい仕事をしてくれ、マシンは今日のコンディションに見事に合っていました」

「インディカーをウエットコンディションで走らせるのは昨日が初めてでしたが、何のリスクも負わずにすべてをコントロールできていました。トップに立ってからはすぐさま燃料をセーブする走りに切り替え、後ろとのギャップを見ながらレースをコントロールできていたと思います」

「それだけに最終的な結果は非常に残念です。しかし、僕らは今日、勝てる力があることを証明しました。反省点をしっかりと見直し、次からのレースにつなげたいと思います」

インディカー第4戦サンパウロのハイライト動画

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