ダニエル・リチャルド、2012年F1デビューが濃厚に

2011年05月09日(月)

現在はトロ・ロッソのリザーブドライバーを務めるダニエル・リチャルドが、2012年に同チームのレースドライバーへ昇格し、F1デビューを果たすことはほぼ決定事項であるとチーム代表のフランツ・トストが認めた。

レッドブルのジュニアプログラムで押しも押されもせぬトップに立った21歳のリチャルドは、2011年シーズンを通じてトロ・ロッソに帯同し、金曜午前のフリー走行で走行する予定になっている。トルコGPの際に報道陣の取材に応じたトストは、この動きがリチャルドの来季F1デビューの前段階であると話した。

「リチャルドはチームのこと、すべてのサーキット、エンジニアとの協力、プレスとの付き合い方、マーケティングについて学ばなくてはならず、そういったことのすべてが2012年にトロ・ロッソで走る準備になるのだ」

リチャルドが2012年を待たずに、現レースドライバーであるセバスチャン・ブエミ、あるいはハイメ・アルグエルスアリのシートを奪うのではないかと見る向きもあるが、これについてトストは「今のところその予定はない」と答えている。

そのほかに、ブエミかアルグエルスアリが来季はマーク・ウェバー(レッドブル)の後釜としてトロ・ロッソの兄弟チームであるレッドブルへ昇格するとも言われているが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはこのうわさを一笑に付している。

「トロ・ロッソのドライバーたちの成長に注目しているのはもちろんだが、彼らがレッドブルのレースドライバーになるかどうかを考えるのは時期尚早だ」

「レッドブルは今のドライバーラインアップに満足していて、ほかに目は向けていない」とホーナーは述べた。

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