ミハエル・シューマッハ引退説をマネジャーが否定

2011年05月12日(木)

世界的に引退説が報じられる中、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)のマネジャーはシューマッハが今季限りで引退する可能性を否定した。

F1史上最多となる7度のタイトル獲得を果たしたシューマッハ。一度は2006年限りで引退したものの、2010年にメルセデスGPで現役復帰を果たした。しかし、これまでのところ期待されていたような成績を残せておらず、他車との接触を繰り返した末、12位に終わった先日のトルコGP後には、走る「楽しみ」を感じられないと語っていた。

これを受け、シューマッハの元チームメートや各国のメディアは、2012年末までの契約を結んでいるシューマッハが、契約を1年早く解除し、今季限りで引退する可能性も高まったと伝えた。

しかし、シューマッハのマネジャーとして、スポンサー関連以外の業務を担当しているザビーネ・ケームは『Bild(ビルト)』へ、次のようにシューマッハの引退を否定した。

「皆さん、ミハエルのことをもっとよく知るべきです」

「彼は何度も、ファイターであることを証明しています。イスタンブール(トルコGP)のようなレースの後に彼が失望するのは、彼がハングリーさを失ったことを示しているわけではありません。むしろハングリーさは増しています」

メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグも、『SID通信』へこう話している。

「彼はハングリーな若手ドライバーのように走っている。もちろん、結果が出ていなければ、批判はあるものだよ」

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