エイドリアン・スーティル、中国での暴力事件で謝罪

2011年05月13日(金)

中国GPの際、ロータス・ルノーGP関係者とクラブで殴り合いのケンカをしたと報じられたエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)だが、この報道が事実であることと、すでに謝罪したことを明らかにした。

報道によると、上海にあるクラブ『M1NT』のVIPルームにおいて、ロータス・ルノーGPのオーナー企業であるジェニイ・キャピタル首脳のエリック・ルクスとスーティルがケンカになり、ルクスが血まみれになっていたようだ。また、この現場にはスーティルの友人であるルイス・ハミルトン(マクラーレン)もいたと報じられている。

ロータス・ルノーGP側もフォース・インディア側も、この件が事実であることを認めつつも、当事者間の「個人的な問題だ」としていた。

そしてスーティルもこの件に関する声明を発表。その中でスーティルは、次のように述べている。

「プライベートでの行動中に、まったく意図せず、他人を傷つけるという、非常に残念な行動をしてしまった。この件を反省しており、きちんと謝罪している」

「これは個人的なものであり、F1やF1ドライバーとしての僕の仕事には直接関係のないことなので、これ以上この件についてコメントしないことをご理解いただきたい」

『Daily Mail(デイリー・メール)』によると、スーティルは割れたグラスでルクスを傷つけたようで、その後ルクスは病院で縫合の処置を受けたという。

また、『Auto Plus(オト・プリュス)』のコラムでF1解説者のジャン・ルイ・モンセは、当時のスーティルが酔っていたのだろうとしながら、この事件以降、ルクスの聴力に影響が出ていると伝えた。

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