エイドリアン・スーティル、刑事告訴される F1ライセンスはく奪の危機? 

2011年05月17日(火)

エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が、ロータス・ルノーGPのチーム首脳との間で起きた暴力事件に関連して刑事告訴されたことが明らかになった。

今年の中国GP後、上海のクラブで行われたルイス・ハミルトン(マクラーレン)の優勝パーティーにスーティルも友人として出席。しかし、そのクラブでロータス・ルノーGPのオーナー企業ジェニイ・キャピタルの首脳エリック・ルクスとケンカになり、スーティルが割れたシャンパングラスでルクスを傷つけたとされている。

事件の詳細は明らかにされていないが、ルクスは血まみれの状態になり、12針以上も縫っただけではなく、聴覚に影響が残ったままの状態だと報じられていた。

スーティルは先週、ドイツのメディアへ「プライベートでの行動中に、まったく意図せず、他人を傷つけるという、非常に残念な行動をしてしまった。この件を反省しており、きちんと謝罪している」と認めた。

しかし、『Autosport(オートスポーツ)』によると、ルクスの弁護士から16日(月)、次のような声明が発表されたようだ。

「上海で4月17日(日)に発生した出来事について、エリック・ルクス氏は暴行と激しい傷害でエイドリアン・スーティル氏を刑事告訴することに決めた」

「告訴が受理され次第、国際自動車連盟(FIA/F1の統括団体)とフォース・インディアにも通知されるだろう」

ルクスが刑事告訴したことから、スーティルは刑事罰を受ける可能性が出てきた。また、FIAはまだこの件を調査していないとのことだが、もしFIAが動き出した場合、FIAが発行するF1参戦に必要なスーパーライセンスの停止や、はく奪の可能性もあると報じられている。

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