エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が、中国GP後に起こした暴力事件で、1,000万ユーロ(約11億5,000万円)の損害賠償を支払う事態にに発展する可能性もあると報じられた。
中国GPに優勝したルイス・ハミルトン(マクラーレン)の優勝記念パーティーが上海のクラブで行われた際、友人として出席したスーティルと、ロータス・ルノーGPのオーナー企業であるジェニイ・キャピタル首脳のエリック・ルクスがケンカになった。
その後、スーティルは声明を発表。「プライベートでの行動中に、まったく意図せず、他人を傷つけるという、非常に残念な行動をしてしまった。この件を反省しており、きちんと謝罪している」とコメントし、ルクスを傷つけたことは事実だと認めた。
スーティルがルクスを割れたシャンパンのグラスで負傷させたと言われているが、ルクス側は16日(月)、スーティルを刑事告訴することに決めたと発表した。
また、『Italiaracing(イタリアレーシング)』によると、ルクスは首を24針も縫うケガを負っていたようで、賠償金として数百万ユーロを要求しているようだ。
この件については、スーティルが刑事告訴されたことにより、統括団体FIA(国際自動車連盟)が、F1参戦に必要なスーパーライセンスの停止やはく奪を行う可能性もあると報じられている。しかし今のところ、FIAはこの件を調査していないようだ。