ポール・ディ・レスタ、メルセデスGP加入の可能性について語る

2011年05月15日(日)

ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)が、近い将来にシルバーのレーシングスーツを着たいと認めた。

2011年にF1デビューしたディ・レスタは、これまでのところ輝きを見せており、メルセデスとの関係も深いことから、その速さにかげりの見えるミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に代わって、シルバーのカラーリングをまとったメルセデスGPを駆る日も近いのではないかとのうわさがある。

昨年には、メルセデスから参戦したDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でチャンピオンになっていたディ・レスタ。メルセデスGPへの移籍について、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』へこう語った。

「メルセデスGPなら異存はないよ。(メルセデスGP移籍を)うれしく思うだろうけれど、今のところ移籍の合意があったわけじゃない」

「僕自身、今もメルセデスファミリーの一員だと感じているし、いつかまた本当の意味で彼らの一員になる日が来ても構わないよ」

「今の僕はフォース・インディアと契約があるし、フォース・インディアのために全力を注いでいる」

ディ・レスタは、F3ユーロシリーズ参戦時の2006年、当時のチームメートだった現F1チャンピオン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)を下してチャンピオンになっていた。それを考えると、今季の開幕から経験豊富なチームメート、エイドリアン・スーティルと比べてもそん色のない活躍を見せていることも不思議ではない。

過去にはベッテルを下しているディ・レスタだが、だからと言って必ずしも自分が現在のF1ランキングで首位に立つベッテルよりも優れているとは限らないと語った。

「あの時(2006年)はあの時だよ。今と過去を比較することはできないし、僕は自分が現ワールドチャンピオンよりも優れているなんて言うつもりはない」

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